2月1日付け『毎日新聞』によるスクープ記事に関し、その翌日、ホイットニー民政局長がマッカーサーに提出した報告である。同記事に掲載された松本委員会「試案」の仮訳を添え、この案に対する所見を述べている。ホイットニーは、この「試案」を松本自身の案とみたうえで、「極めて保守的な性格のもの」と批判し、世論の支持を得ていないことを指摘した。そして、GHQにとり「受け容れ難い案」が提出され、その作り直しを「強制する」よりは、その提出を受ける前に「指針を与える」方が、戦略的にすぐれていると、GHQ案の作成を示唆している。
資料名 | Memorandum for the Supreme Commander: Subject: Constitutional Reform (Matsumoto Draft) |
---|---|
年月日 | 2 February 1946 |
資料番号 | Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 2 |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | |
注記 |