資料と解説

3-10 マッカーサー3原則(「マッカーサーノート」) 1946年2月3日

2月1日付け毎日新聞に掲載された「松本委員会案」の内容が日本の民主化のために不十分であり、国内世論も代表していないと判断したマッカーサーは、民政局に対して憲法草案を作成するよう命じた。その際、マッカーサーは、憲法草案に盛り込むべき必須の要件として3項目を提示した。いわゆるマッカーサー3原則である。その3原則のうちの一つが、第9条の淵源となった戦争放棄に関する原則であった。この資料に見られるように、マッカーサー3原則においては、「自己の安全を保持するための」手段としての戦争をも放棄することが明記されていた。

資料名 [Three basic points stated by Supreme Commander to be "musts" in constitutional revision]
年月日 About 4 Feb 1946
資料番号 Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 5
所蔵 国立国会図書館
原所蔵  
注記  
Copyright©2003-2004 National Diet Library All Rights Reserved.