1945(昭和20)年10月11日、新任挨拶のために総司令部を訪れた幣原首相とマッカーサーの会談記録及び会談の中でマッカーサーが表明した意見。この意見は、いわゆる「五大改革指令」として知られている。マッカーサーは、日本側が自主的に憲法改正を進めることを待つという基本的な考えのもとに、「憲法の自由主義化」を示唆し、日本の社会組織の改革を求めた。幣原首相は、続く13日の臨時閣議で、政府として憲法調査を実施することとし、松本烝治国務大臣を委員長とする憲法問題調査委員会の発足が決定した。この結果、憲法改正作業は、近衛を中心とする内大臣府と政府の機関である憲法問題調査委員会の両者で進められることになった。
資料名 | 總理「マクアーサー」会談要旨昭二0、一0、一三、昭和廿年十月十一日幣原首相ニ對シ表明セル「マクアーサー」意見 |
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年月日 | 昭和20年10月13日、昭和20年10月11日 |
資料番号 | 外交記録 A'1.0.0.2-3-4「連合国最高司令官及び幕僚と本邦首相並びに各省要人との会談要録並びに往復書簡関係」の内 <GAI-1, Reel No. A'-0055> |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | 外務省 |
注記 | マイクロフィルム |