日本で古くから親しまれ、多くの物語に登場し、歌に詠まれた囲碁。江戸時代には、茶道や華道と同じように家元制度があり、四つの家元が囲碁の最高権威者に与えられる「碁所」の資格を得るためにしのぎを削りました。
歴史上の人物の中には、囲碁をたしなむ人物も多く、それらの人々の棋譜も(贋作と思われるものも含まれていますが)残っています。その後も多くの囲碁関連資料が刊行され、漫画『ヒカルの碁』【Y84-G7365】などの題材にもなりました。
本展示では、囲碁にまつわる歴史的なエピソードを当時の資料で紹介します。
次へ
第1章 文学作品にみる囲碁