1946(昭和21)年2月15日、白洲次郎終戦連絡事務局参与は、松本烝治国務大臣の意を受けて、ホイットニー民政局長に宛て、GHQ草案が、松本等に大きな衝撃を与えたことを伝え、遠まわしに、「松本案」の再考を希望する旨の書簡を送った。白洲は、「松本案」とGHQ草案は、目的を同じくし、ただ、その目的に到達する道すじを異にするだけだとして、「松本案」は、日本の国状に即した道すじ(ジープ・ウェイ)であるのに対して、GHQ草案は、一挙にその目的を達しようとするものだとした。
この書簡に対して、ホイットニー局長から、翌16日、返書が寄せられ、同局長は、日本側が、白洲の書簡によってGHQの意向を打診し、「松本案」を固守しようとする態度に出ているとして厳しく反論し、国際世論の動向からも、GHQ草案を採ることの必要性を力説している。
資料名 | Letter from Jiro Shirasu to General Whitney, dated 15 February 1946. (The "jeep way" letter) |
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年月日 | 15 February 1946 |
資料番号 | Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 15 |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | |
注記 |
資料名 | Letter from General Whitney to Mr. Shirasu, dated 16 February 1946, answering "jeep way letter" |
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年月日 | 16 February 1946 |
資料番号 | Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 16 |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | |
注記 |