資料と解説・第3章 GHQ草案と日本政府の対応
3-15 GHQ草案 1946年2月13日
民政局内で書き上げられた憲法草案は、2月10日夜、マッカーサーのもとに提出された。マッカーサーは、局内で対立のあった、基本的人権を制限又は廃棄する憲法改正を禁止する規定の削除を指示した上で、この草案を基本的に了承した。その後、最終的な調整作業を経て、GHQ草案は12日に完成し、マッカーサーの承認を経て、翌13日、日本政府に提示されることになった。日本政府は、22日の閣議においてGHQ草案の事実上の受け入れを決定し、26日の閣議においてGHQ草案に沿った新しい憲法草案を起草することを決定した。なお、GHQ草案全文の仮訳が閣僚に配布されたのは、25日の臨時閣議の席であった。
資料名 |
日本國憲法 |
年月日 |
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資料番号 |
入江俊郎文書 15(「三月六日発表憲法改正草案要綱」の内) |
所蔵 |
国立国会図書館 |
原所蔵 |
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注記 |
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資料名 |
Constitution of Japan |
年月日 |
12 February 1946 |
資料番号 |
Alfred Hussey Papers; Constitution File No. 1, Doc. No. 12 |
所蔵 |
国立国会図書館 |
原所蔵 |
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注記 |
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