GHQの意向を取り入れることを嫌った内大臣府御用掛佐々木惣一が、1945(昭和20)年11月24日(日付は11月23日)に天皇に奉答した改正案。憲法改正の要否の判断に始まり、全百か条からなる条文化した改正案が提示されている。天皇に関する第1条から第4条について変更がないなど、近衛案以上に明治憲法の枠内での改正となっている。その中で注目されるのは、生活権の規定、憲法裁判所の設置、地方自治についての項目が盛り込まれている点である。
資料名 | 帝国憲法改正ノ必要 内大臣府御用掛 佐々木惣一奉答 |
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年月日 | 昭和20年11月23日 |
資料番号 | 佐藤達夫文書 4 |
所蔵 | 国立国会図書館 |
原所蔵 | |
注記 | 本資料は昭和29年9月4日法制局で印刷されたもの。 |