科学技術情報整備審議会
このページでは、「科学技術情報整備審議会」(平成23年11月~)と、その前身の「科学技術関係資料整備審議会」(昭和36年6月~平成23年10月)について紹介しています。
科学技術情報整備審議会とは
「科学技術情報整備審議会」は、国立国会図書館における科学技術情報の整備計画について、館長の諮問に答え調査審議するために設けられたもので、館外の科学技術に関する学識経験者のうちから館長が委嘱する20名以内の委員によって組織されています。
関連法規
歴史
審議会の歴史は、昭和28年に設けられた、湯川秀樹博士を中心とした専門家による、原子力関係資料収集のための懇談会にまでさかのぼります。この懇談会は、昭和28年12月1日には、館長の諮問機関としての「原子力関係資料整備委員会」となります。その後、昭和32年1月21日の衆議院議院運営委員会における決議および昭和34年と35年の衆議院科学技術振興対策特別委員会の申入れの趣旨に基づいて、当館の科学技術関係資料整備計画について調査審議するため、昭和36年6月26日に前述の原子力関係資料整備委員会を改組し、「科学技術関係資料整備審議会」を設置しました。
現在の「科学技術情報整備審議会」は、平成23年11月1日に科学技術関係資料整備審議会を再編したもので、科学技術に関する資料にとどまらず、電子情報資源を含む科学技術情報を対象とした整備計画の調査審議を行うものとなっています。
参考:「科学技術文献サービス」No.1,8,49,59,94,99,115,117
活動
審議会はおおむね年に1回開催され、答申および意見は当館の科学技術情報整備計画の指針となります。
資料収集から利用提供まで、また科学技術情報の問題全般について、幅広い議論が行なわれています。現在、国立国会図書館は、第13回科学技術情報整備審議会で手交された「第五期国立国会図書館科学技術情報整備基本計画策定に向けての提言―『人と機械が読む時代』の知識基盤の確立に向けて―」を受けて策定した「第五期国立国会図書館科学技術情報整備基本計画」(令和3年3月策定)に基づき、科学技術情報の整備を進めています。
委員
審議会の委員は、科学技術振興機構(JST)、国立情報学研究所(NII)、国際医学情報センター(IMIC)、日本原子力研究開発機構(JAEA)、国文学研究資料館 といった関係機関の長、文部科学省ほか、各分野の専門家に依頼しています。