ホーム > 第6章 55年体制の形成 > c. 安保闘争前後 > 岸内閣と警職法
6-10 岸内閣と警職法
警職法改正反対デモ 『グラフィックカラー昭和史』第11巻所収
岸信介 『目で見る議会政治百年史』所収
昭和32(1957)年2月、石橋内閣は石橋の病により、成立後わずか2カ月で総辞職し、岸信介が内閣を組織した。翌年9月、第二次岸内閣のもとで開かれた臨時国会では、警察官等職務執行法(警職法)改正案をめぐり与野党の対立が激化し、会期内成立が困難とみた自民党は会期延長を強行する。これに対し社会党は、会期延長を無効であると宣言するよう鈴木隆夫衆議院事務総長に求める一方、登院拒否を続けた。自民党内にも警職法廃案の声が上がり、自社両党首の会談により審議未了となった。
[議事運営に関する要求書]
- 昭和33年11月4日
- 鈴木隆夫関係文書 59-2
- 国立国会図書館