ホーム > 第2章 明治国家の展開 > a. 大日本帝国憲法の制定 > 伊藤博文のヨーロッパ憲法調査
2-5 伊藤博文のヨーロッパ憲法調査
憲法取調出張中の伊藤博文 ベルリンにて 明治15年 『伊藤博文秘録』続所収
立憲制度の調査のために、伊藤博文にヨーロッパ派遣を命じた勅書。別紙には、各国の憲法や皇室、議会(上下院)、内閣、司法、地方制度など、31か条にのぼる具体的な調査項目が示されている。伊藤は明治15(1882)年3月14日に横浜を出発、滞欧は1年2か月におよび、ドイツ、オーストリア、イギリス、ベルギーなど各国を巡り、グナイスト(Rudolf von Gneist)、モッセ(Albert Mosse)、シュタイン(Lorenz von Stein)等から講義を受けるなどした。