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第1章 立憲国家への始動

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b. 立憲政治への試み

1-9 民撰議院設立の建白

「民撰議院設立建白書」が掲載された『日新真事誌』 『日新真事誌』第206号(明治7年1月18日)
「民撰議院設立建白書」が掲載された『日新真事誌』第206号(明治7年1月18日)

明治6年の政変で下野した板垣退助・後藤象二郎・副島種臣・江藤新平らは翌年1月、イギリス留学から帰国した古沢滋とともに、日本最初の政党である愛国公党を結成し、17日には「民撰議院設立建白書」を左院へ提出した。一部高官による独裁政治を批判し、天下の公議を活発化するため早々に民撰議院の開設を主張するこの建白書は、ブラック(John Reddie Black)主宰の『日新真事誌』にも掲載されて自由民権運動のきっかけとなったが、愛国公党そのものは数ヵ月後に消滅した。「民撰議院設立建白書」の清書原本は、国立公文書館が所蔵している。

[愛国公党本誓 (草案)]

[愛国公党副誓 (草案)]

『[愛国公党副誓 (草案)]』
  • [明治7年1月]
  • 古沢滋関係文書 22
  • 国立国会図書館
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[民撰議院設立建白草稿 (三種)]

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