平成29年度資料保存研修

国内の図書館員等を対象に、平成29年9月8日（金）、28日（木）及び29日（金）に関西館と東京本館で資料保存研修を開催しました。参加者は計69名でした。
はじめに「図書館資料の保存」についての講義を行い、「直す前に防ぐ」という予防保存の重要性や当館の取組について説明しました。その後、簡易帙の作り方の実演と、（1）簡易補修、（2）無線綴じ本を直す、（3）外れた表紙を繋ぐ、の実習を行いました。
研修後に実施したアンケートでは、「講師の実演を見て実習できるので、とてもわかり易く参考になった」などと、受講者全員から「満足」という回答を得ました。また、「より高度な補修方法、様々な壊れ方の対処法についても知りたい」との声も寄せられました。
いただいたご意見を参考に、今後も本研修の一層の充実を図りたいと考えています。

資料保存研修の最新テキストは研修・保存フォーラムのページをご覧ください。

国立国会図書館では、国内の図書館員等を対象に、資料保存に関する基礎的な知識と技術の習得を目的として、下記のとおり資料保存研修を実施します。

日時・会場	国立国会図書館東京本館 新館3階大会議室（東京都千代田区永田町1-10-1） 平成29年9月28日（木）、9月29日（金） 9時30分～16時30分 国立国会図書館関西館 第3研修室（京都府相楽郡精華町精華台8-1-3） 平成29年9月8日（金） 9時30分～16時30分 ※各日とも同じ内容です。
内容	講義と実習 講義：「図書館資料の保存」 図書館における「利用のための資料保存」の基本的な考え方について、講義を行います。 実演：「簡易帙を作る」 図書館資料を保護するための保存容器作成の実演を行います。 実習：（1）「簡易補修」、（2）「無線綴じ本を直す」、（3）「外れた表紙を繋ぐ」 図書館資料の軽微な破損を直すための実習を行います。 ＊資料保存研修の最新テキストは研修・保存フォーラムのページをご覧ください。
持ちもの	えんぴつ、エプロン
参加費	無料
対象	国内の公共図書館、大学図書館、専門図書館等に勤務する者
定員	東京本館56名（各日28名）、関西館16名 ※1機関からのお申込みは1名までとし、申込多数の場合は調整させていただきます。
申込方法	平成29年7月3日（月）9時から7月19日（水）17時までに、参加申込みページからお申込みください。
問い合わせ先	国立国会図書館 収集書誌部 資料保存課 電話：03-3506-5219（直通） メールアドレス：hozonka