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図書館間貸出し

国立国会図書館は、当館の所蔵資料を全国の方にご利用いただけるよう、所蔵資料を図書館に貸し出す「図書館間貸出しサービス」を行っています。
同時に、当館は国の唯一の納本図書館・保存図書館であり、所蔵する資料を国民共有の財産として後世に遺すという使命も負っています。
「保存図書館」としての当館のありかたをご理解いただき、発行後間もないものなど入手が容易なものに対しての貸出申込はご遠慮ください。また、国立国会図書館に申し込む前に、まず県内や近隣の図書館に所蔵がないか確認し、できるだけ県内や近隣の所蔵館の資料をご利用いただくようお願いします。

図書館間貸出しを利用できる機関

国立国会図書館の資料の貸出しサービスを利用できるのは、当館の図書館間貸出制度に加入申請して、資料の貸出しの承認を受けた機関に限られます。
また、当館からの貸出資料を利用者の求めに応じてその場で複写できるのは、資料の貸出し及び複写の承認を受けた機関に限られます。
これらの承認は、「国立国会図書館資料利用規則」に則って行っています。

承認を受ける手続きの詳細につきましては、「国立国会図書館 図書館協力ハンドブック」第6章をご参照ください。

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貸出資料の範囲

図書館間貸出しサービスに基づいて貸し出すことができる資料は、基本的には国立国会図書館サーチからの貸出申込が可能で、かつ下記の貸出制限資料群に該当しない資料です。デジタル化されていない資料については、1996年以降に受け入れた和図書、および1948年以降に受け入れた洋図書が中心です。

貸出制限資料群

貸出しできない主な資料は以下のとおりです。

  • デジタル化された資料
  • 逐次刊行物(新聞、雑誌など)
  • 劣化資料、損耗の著しい資料(酸化した資料など)
  • 経年により稀少、貴重となった資料(和古書など)
  • 形態、性格などから貸出しに適さない資料(大型本、参考図書など)
  • 非図書形態の資料(マイクロ資料(当館で和図書をマイクロ化したものを除く)、1枚ものの地図、電子資料、楽譜・音盤など)
  • コレクションに準ずるもの
  • 容易に入手することができると判断される資料
  • 娯楽書等

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貸出しできる冊数、期間

貸出しできる冊数は、未返却分を含めて郵送貸出し・来館貸出しの合計で10冊以内です。

また、貸出期間は、往復の郵送に要する日数も含めて1か月以内です。
資料に添えてお送りする「貸出票」の返却期限までにその資料の所蔵館に到着するようにご返却ください。
期限の延長はできません。期間内に利用が終わらない場合は、一旦ご返却の上、日数をおいて改めてお申し込みください。

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申込みから貸出しまで

図書館間貸出しには、貸出資料を郵送にてお送りする「郵送貸出し」とご来館いただいてお渡しする「来館貸出し」があります。

郵送貸出し

申込方法

郵送貸出しは、原則として、国立国会図書館サーチでお申込みください。なお、国立国会図書館サーチが利用できない場合には、「資料貸出申込書」をご利用ください。
詳細は『国立国会図書館 図書館協力ハンドブック』第6章の「6-2 郵送貸出しの申込み方法」ご参照ください。

インターネットで申し込む

図書館間貸出制度への加入承認を受けた機関に発行している利用者IDとパスワードを入力し、国立国会図書館サーチにログインすると、書誌詳細画面から貸出しをお申込みいただくことができます。
「郵送貸出」を選択の上、お申し込みください。

郵送で申し込む

国立国会図書館サーチを使用できない場合などは、所定の「資料貸出申込書」に必要事項を記入の上、郵便にて関西館文献提供課複写貸出係宛てにお送りください。

送付方法

東京本館所蔵資料は東京本館から、関西館所蔵資料は関西館から、国際子ども図書館所蔵資料は国際子ども図書館からお送りします。

  • 東京本館、関西館、国際子ども図書館のそれぞれで同じ資料を所蔵している場合、関西館所蔵資料を優先して貸し出します。

送料負担

発送時の送料は、当館が負担します。
利用館には、返却時の送料をご負担いただきます。

資料到着の確認・受領通知について

当館法規に基づき、貸出しを受けた資料を受領した際には、当館への通知が必要です。次の方法で、資料の状態をご確認の上、「資料受領通知書」をご送付ください。

貸出資料には、「貸出票」と「貸出資料についてのお知らせ(右側が「資料受領通知書」になっています)」をはさんであります。お申込みの資料かどうか、破損や事故がないかなどを必ず確認してください。
発送時の資料の状態については、「資料受領通知書」に記載しています。ここに記載されていない破損などがあった場合、「資料受領通知書」の破損箇所記入欄に、傷みのある箇所を詳しくご記入ください。

資料を受領された日から3日以内に、必要事項を記入の上、電子メール又はFAXで当館に送信してください。(送付先は「資料受領通知書」右上に記載してあります。電子メール、FAXのいずれも使用できない場合は、コピーをとって郵便でご送付ください。)

  • 電子メールの場合は、スキャニング等で複製した電子ファイルを添付し送付してください。
    メール件名は「NDL資料受領通知書【(機関名)】」としてください。
  • 「資料受領通知書」部分がもれなく確認できるように送付してください。
  • 「資料貸出申込書」で、資料の貸出申込をした場合、申込書の内容がそのまま貸出票に記載されているとは限らないので、ご注意ください。
  • 当館が資料を発送してから概ね1週間を経過しても「資料受領通知書」が到着しない場合、当館から問い合わせをさせていただく場合があります。

貸出しできない場合

お申込みの資料が貸出しできない場合は、メールにてお知らせします。メールアドレスのご登録がない機関には、文書またはFAXにてお知らせします。

資料も貸出し不可の通知も届かない場合

申込から10日以上経っても、資料も貸出し不可の通知も届かない場合には、下記「お問い合わせ先」までお問い合わせください。
「資料貸出申込書」での申込みの場合、投函日は必ず控えておいてください。

  • 申込が増える繁忙期には、通常期よりも資料の発送が遅れる場合があります。
  • 冊数によっては包が2個以上に分かれて届くことがあります。
  • 同時にお申込みの場合でも、東京本館、関西館又は国際子ども図書館から別々に資料をお送りする場合があります。
  • 個人(利用者本人等)からのお問い合わせには応じていません。必ず利用館から、お問い合わせください。
  • (請求記号が未記入、誤記入の場合等)所蔵調査に時間がかかる場合があります。
  • 申込日が同じでも、請求記号の記入の有無、資料の利用状況等により、発送日が異なる場合があります。

来館貸出し

申込方法

来館前に申し込む

図書館間貸出制度への加入承認を受けた機関に発行している利用者IDとパスワードを入力し、国立国会図書館サーチにログインすると、書誌詳細画面から貸出しをお申込みいただくことができます。「来館貸出」を選択の上、お申し込みください。

来館して申し込む
所蔵館 申し込み方法
東京本館 図書貸出室内の端末から国立国会図書館サーチで申し込むことができます。
関西館 貸出窓口の端末から国立国会図書館サーチで申し込むことができます。
国際子ども図書館 来館して申し込むことはできません。必ず事前に国立国会図書館サーチかFAX・郵送で貸出申込みをしてから、ご来館ください。

資料の受取場所

次の場所でお受け取りいただけます。

所蔵館 場所 受付時間
東京本館 本館3階「図書貸出室」 10時~12時
13時~17時
関西館 地下2階「貸出窓口」
あらかじめ、借受希望日時を文献提供課閲覧係にご連絡ください。
(電話:0774-98-1360)
10時~12時
13時~17時
国際子ども図書館 アーチ棟3階「資料情報課事務室」
あらかじめ、借受希望日時を資料情報課情報サービス係にご連絡ください。
(電話:03-3827-2053(代表))
10時~12時
13時~16時
  • 事前に、国立国会図書館サーチ等で、受取場所を確認の上、ご来館ください。
  • 資料の状態により貸出しをお断りする場合がありますので、事前に国立国会図書館サーチで申込状況を確認の上、ご来館ください。
  • 土曜日、日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、その他当館休館日は、来館貸出しを行いません。
  • 国際子ども図書館は上記に加え、月曜日も来館貸出しを行いません。

来館して図書館間貸出しの資料を借り受けることができるのは、図書館の職員の方だけです。貸出手続きの際、借受館の図書館職員であることを証明する所属機関発行の写真入り身分証明書を窓口に提示していただきます。(名刺、免許証、保険証等は不可。)
貸出資料とともに「貸出票」をお渡しします。返却時まで保管しておいてください。

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当館からの貸出資料の利用について

当館からの貸出資料の閲覧について

  • 閲覧は利用館の閲覧室(資料室)内に限ります。
  • 利用者の閲覧中、「貸出票」「貸出資料についてのお知らせ」は利用館で保管してください。

当館からの貸出資料の複写について

  • 複写は、あらかじめ当館の貸出し及び複写の承認を受けた図書館等に限ります。
  • 当館が複写可能と指定した資料に限ります。
  • 当該資料の貸出しを要求した利用者の求めに応じて複写物を提供する場合に限ります。
  • 利用者自身が複写作業を行うこと(いわゆるセルフコピー)はできません。
  • 複写を行った場合、当該複写物の作成に係る記録を当館に提出してください。

資料の亡失又は損傷

  • 資料を破損・亡失した場合は、弁償していただく場合があります。
  • 資料を破損・亡失した場合は、速やかに下記「お問い合わせ先」までご連絡ください。

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貸出資料の返却

返却方法

  • 来館貸出しの場合は、「貸出票」を添えて、資料を借り受けた貸出窓口へお返しください。
  • 郵送貸出しの場合は、その資料の所蔵館(貸出時の発送元)にお返しください。
    資料返送の際は、発送から到着までの状況を確認できる追跡機能があり、また十分な補償制度を備えた発送手段をご選択ください。(例:「ゆうパック」、一般書留扱いの郵便(簡易書留は不可)など)

東京本館から貸し出した資料の返却先

〒100-8924
東京都千代田区永田町1-10-1
国立国会図書館 利用者サービス部図書館資料整備課図書資料係

関西館から貸し出した資料の返却先

〒619-0287
京都府相楽郡精華町精華台8-1-3
国立国会図書館関西館 文献提供課複写貸出係

国際子ども図書館から貸し出した資料の返却先

〒110-0007
東京都台東区上野公園12-49
国際子ども図書館 資料情報課情報サービス係

特にご注意いただきたい点

  • 返却の前に、資料の状態を確認してください。
  • 郵送貸出しの場合は、「貸出票」と「貸出資料についてのお知らせ」を返却資料にはさんでください。
  • 郵送による返却の場合は、資料が傷まないようにエアパッキン等でしっかりと梱包し、送付箱に入れてください。また、送付箱は紙で包装したうえでご返送ください。
  • 梱包の際、テープ等が資料に直接貼りつかないようにご注意ください。
  • 送付箱はリサイクルしています。送付箱の包装にご協力ください。
  • 送付ラベルの品名欄に「書籍○冊」とご記入ください。
  • 小包のおもて側に赤で「返却」と明記してください。
  • 返却資料の中には、「資料貸出申込書」や「遠隔複写申込書」等を入れないでください。

送料負担

返却時の送料は、利用館の負担です。

返却資料の到着確認について

国立国会図書館サーチの申込状況および申込履歴にてご確認ください。

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お問い合わせ先

国立国会図書館関西館 文献提供課複写貸出係
電話:0774-98-1313(関西館開館日の9時30分~17時)

なお、利用したい資料が決まっている場合、現在借り受けている資料に関するお問い合わせの場合は、それぞれの資料の所蔵館に直接お問い合わせください。

東京本館資料について

国立国会図書館 利用者サービス部図書館資料整備課図書資料係
電話:03-3581-2331(代表)

国際子ども図書館資料について

国立国会図書館国際子ども図書館 資料情報課情報サービス係
電話:03-3827-2053(代表)

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