令和6年度国立国会図書館長と大学図書館長との懇談会をオンラインで開催しました
令和6年12月11日(水)、標記懇談会がオンラインで開催されました。この懇談会は、国立国会図書館が、国公私立大学図書館協力委員会委員館の図書館長及び関係機関の代表者を招いて毎年行っているものです。
はじめに、坂井修一東京大学副学長・附属図書館長が「大学におけるデジタル・ライブラリー ―新時代の教育研究のために―」と題して、大学図書館の在り方を再定義するための「ライブラリー・スキーマ」とそれを踏まえた「東大デジタル図書館(案)」の概要、オープンサイエンス時代における大学のデジタル・ライブラリーの課題、国立国会図書館との連携への期待等について報告し、国立国会図書館からは、「デジタル情報へのアクセスに係る国立国会図書館の取組と課題」と題し、当館の取組と大学図書館との連携強化・拡大の可能性について報告しました。
その後に行われた意見交換では、メタデータの整備について、当館未収かつ入手困難資料のデータ収集について、ライブラリー・スキーマについて等の質疑がありました。また、デジタル資料の図書館間の相互利用について、今後どのように可能にしていくのかを考える必要があるといった意見が述べられました。
(国立国会図書館 総務部 支部図書館・協力課)