本館書庫
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関西館本館は地下2階から地下4階が書庫です。書庫の中は、資料を保存するために最適な環境(温度22℃、湿度55%)に保たれており、地下2階、地下3階には固定書架、地下4階には電動集密書架が設置されています。また、地下4階にはマイクロ資料を効率よく収納する電動回転ファイルが置かれています。さらに、地下3階と地下4階の北側を吹き抜けにし、自動書庫が設けられています。
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上の写真は電動集密書架です。電動集密書架は可動式の書架を並べたもので、ボタン一つで書架を動かすことができます。固定書架で書庫を構成する場合に比べて、およそ2倍の収蔵能力があります。
所蔵資料の特徴については、「所蔵資料」をご覧ください。
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< 固定書架 >
自動書庫
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
自動書庫は、資料の出納作業を機械化した書庫です。約140万冊を収蔵できる国内最大級の規模で、固定書架で書庫を構成する場合に比べると、およそ4倍の収蔵能力があります。
自動書庫内には、平均50冊の本が入る半透明のコンテナが、約28,000ケース収納されています。請求した資料は、コンピュータによってコンテナ単位で呼び出されます。
マイクロネガ保存庫
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マイクロフィルムなどのマイクロ資料には、湿気が少なく涼しい環境が求められます。マイクロネガ保存庫は、このようなマイクロ資料専用に設けられた設備で、書庫の他のエリアに比べて低温・低湿(18℃、25%)に保たれています。また、温湿度の変動をできるだけ小さく抑えるため、断熱気密パネルで部屋の中に部屋を作ったような構造になっており、出入口も二重扉になっています。