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6-4 日本民主党の結成
党名を大書する三木武吉(総務会長)と幹部たち 『グラフィックカラー昭和史』第11巻所収
昭和29(1954)年、造船疑獄事件が発覚し、収賄容疑で与党自由党幹部に検察の捜査が及んだが、4月犬養健法相の指揮権発動により逮捕は中止され、刑事責任追及は困難となった。この渦中で与党は、緒方竹虎副総裁の構想として、自由党と改進党両党の合同による新党結成構想を発表したが、改進党はこれに応ぜず反吉田新党結成に向けて動きだした。
一方自由党内の反吉田派勢力である岸信介、石橋湛山と改進党の芦田均等は、反吉田新党結成に動き、新党結成準備会を結成。11月自由党が岸、石橋を除名したのに伴い、自由党内反吉田派は脱党、彼らと、改進党、日本自由党が合流して11月24日日本民主党が結成された。総裁に鳩山、副総裁に重光が就任した。
新党促進準備会
- 昭和29年4月〜11月
- 石橋湛山関係文書 583
- 国立国会図書館
新党創立委員会役員
- 昭和29年11月17日
- 芦田均関係文書 392
- 国立国会図書館(寄託)
綱領案
宣言案・決議・組織要綱(案)
- 昭和29年11月
- 芦田均関係文書 394
- 国立国会図書館(寄託)
[日本民主党党則(案)]
- 昭和29年11月
- 芦田均関係文書 395
- 国立国会図書館(寄託)
政策大綱(案)
- 昭和29年11月
- 芦田均関係文書 396
- 国立国会図書館(寄託)
党名委員会報告
- 昭和29年11月
- 芦田均関係文書 397
- 国立国会図書館(寄託)
日本民主党立党宣言・綱領・政策大綱・党則
- 昭和29年11月24日
- 芦田均関係文書 398
- 国立国会図書館(寄託)