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2-22 条約改正
遭難大施術後全快記念 近親者と看護婦に囲まれて 外務大臣官邸に於て 『大隈伯百話』所収
大隈重信外相による改正交渉が進みつつあった明治22(1889)年10月18日、福岡玄洋社の社員来島恒喜が大隈を乗せた馬車に向かって爆弾を投じ、大隈は片足を失った。大隈の「失脚」により、条約改正交渉もまた挫折した。本史料は、政府より在外公館に宛てた電信の草案であり、大隈の失脚と、条約改正交渉が一時頓挫する事態を、関係各国に伝えるよう命じている。
在外公使宛電信訓令案
- [明治22年12月]
- 三条家文書 35-1
- 国立国会図書館