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1-4 太政官制
赤坂仮皇居及太政官真景 中央奥の建物が太政官府。 早稲田大学図書館蔵
明治新政府における最初の統治機構は、慶応3年12月17日(1868年1月11日)に設置された総裁・議定・参与の三職であったが、慶応4(1868)年閏4月「政体書」に基づく官制改革が行われ、のちに太政官制と呼ばれる政府機構が成立した。太政官制は明治2(1869)年7月の職員令や、明治4(1871)年7月の太政官職制などに基づく数度の改革を経ながら、明治18(1885)年12月の内閣制度樹立まで続いた。本史料は、内閣制度の創設が模索されていた時期に宮内庁制度取調局で作成され、のちに『太政官沿革志六 職制章程』『太政官沿革志八 三職職制沿革』(国立公文書館蔵)の原稿になったものと思われる。
太政官職制沿革原文
- [明治17年~18年]
- 伊東巳代治関係文書 220
- 国立国会図書館