国立国会図書館障害者活躍推進計画2023-2027の取組の実施状況 令和6年9月 国立国会図書館 評価年度 令和5年度 実施状況 次のとおり V 目標に関する状況 1.採用に関する目標 令和5年6月1日時点の実雇用率 目標値:法定雇用率 2.6% 実績値:実雇用率 3.27% 2.定着に関する目標 目標:職務環境を理由とする離職者(任期満了を除く。)を極力生じさせない。 実績:職務環境を理由とする離職者は生じなかった。 W 取組内容の実施状況 1.障害者の活躍を推進する基礎的な取組 (1)体制整備 ○ 令和6年3月に国立国会図書館障害者活躍推進計画2023-2027を改正し、定着に関する目標の評価方法の見直し等を行った。 ○ 障害者活躍推進チームによる会議を令和5年10月及び令和6年3月に開催した。 ○ 障害がある職員が配属されている職場で支援担当者を定め、業務指示や相談対応を行った。 ○ 障害者職業生活相談員(以下「相談員」という。)の選任及び同相談員に相当する窓口担当者(以下「相談窓口担当者」という。)の設置を行い、相談に随時対応した。 ○ 相談窓口担当者が障害者職業生活相談員資格認定講習、公務部門職場適応支援者養成セミナーや知的障害者雇用促進セミナーを受講した。 ○ 相談員及び相談窓口担当者は、障害がある職員が利用している支援機関とも協力して、支援に当たった。 ○ 東京本館において、障害がある職員を対象に、精神保健福祉士の資格を持つカウンセラーによるカウンセリングを試行的に実施した。 ○ 障害者の活躍推進に関する取組について、令和5年11月に学識経験者から意見聴取を行い、助言を得た。 (2)職場の理解の促進 ○ 障害がある職員にとって働きやすい職場環境作りや障害に関する理解促進を目的として、令和5年11月に全職員向けの研修を実施した。 ○ 障害がある職員が配属されている職場の支援担当者が厚生労働省主催「精神・発達障害者しごとサポーター養成講座」を受講した(オンライン)。 2.障害者の活躍の基本となる職務内容の考え方及びキャリア形成 ○ 障害がある職員は、特定の職務に限定されることなく、幅広い職務に携わった。 ○ 相談員が常勤職員と個別面談を行い、業務上の懸念事項、要望等について確認を行った。 3.障害者の活躍を推進するための人事管理・環境整備 (1)募集・採用 ○ 平成31年度以降、大学等を卒業した障害者を募集対象とした常勤職員の採用を行っており、令和5年度は係員級の採用試験を実施した。採用試験の実施に当たり、障害がある受験者の要望に応じて必要な配慮を行った。 ○ 募集・採用に当たっては、特定の条件を設定するといった取扱いは行わず、適切に対応した。 (2)職務環境 ○ 国際子ども図書館レンガ棟トイレ自動扉改修工事に伴って、「誰でもトイレ」に「音声案内」機能を追加した。 ○ 事務文書作成時のアクセシビリティチェックについて、全館的に注意喚起を行った。 ○ 障害がある職員への必要な配慮については、周囲の職員からの日常的な声掛けのほか、支援機関を交えた、非常勤職員との定着支援面談等を通じて要望を把握し、対応を行った。 (3)勤務に係る制度の利用促進 ○ 必要に応じて、出勤時間に係る制度について情報を提供し、活用を促進した。 (4)研修 ○ 国立国会図書館内で実施する研修において、必要に応じて、障害特性に応じた配慮を行った。 (5)その他 ○ 在職中に、疾病・事故等により障害がある者となった職員や障害があることが明らかになった職員についても、継続的に働き続けることを可能とするために、職務環境の整備や通院への配慮、勤務時間の調整等を行った。 4.その他の取組内容  「令和5年度における国立国会図書館の障害者就労施設等からの物品等の調達の推進を図るための方針」を定め、その趣旨にのっとり障害者就労施設等から物品等の調達を行った。  令和5年度実績は23件、13,696,124円であった。  (参考:令和4年度実績は、23件、18,430,283円)