谷合弥七出品の座繰器と巻枠器

『明治十年内国勧業博覧会出品解説』 10冊 (1878)

解説

第28図:江戸期からあるもの。右手で取っ手を回し、左手で糸を繰る。工女1人が一日に4升5合の糸を繰ることができるという。
第29図:長さ5尺9寸の長枠を架し、8個の小枠糸を巻き移して揚げ返し*を行う。右の取っ手を回して動かす。

* 揚げ返し 一度巻いた糸が濡れた状態なので、そのまま固着しないよう、さらに大きな枠に巻く。

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