森田真出品の験糸枠とテトロ衡

『明治十年内国勧業博覧会出品解説』 10冊 (1878)

解説	第24図：本体は木製で、歯車の歯は真鍮製、針は鉄製。かせ糸を枠に巻き取り、時計の針のようなものが、巻数をカウントして長さを測る。第25図：「テトロ」(titolo)はイタリア語の糸の太さの単位で、デニールと同意。第24図と同様に、ヨーロッパの真鍮製テトロ衡を模して製作したが、本体や目盛は木製で、鉤と針が真鍮製。右上の鉤に一括りの糸を吊り下げ、針の示す数値により重さを量る。