<移（一）-94-2-6>
一、日本は一九四五年八月十四日歴史上未だ曽て見ざる奇襲に依り英、米、蘭、仏の連合軍を粉砕した。
一、日本は天皇陛下を其の政府の名の下に敗北者連合国側より申込みたる講和条件を交した。（以上十月六日発行、ア・ノイテ画報所載、在画報は弊支部に有り）
一、所謂パリに於て開催中なりし平和会議は去る十月十五日を以て閉会されたが、閉会に当り、プレジデンテ（quo tao shi）の指名に依り仏国代表閉会の辞有り尚ほ米国代表、ソ連代表、ユーゴー代表等の挨拶有り、後のプレジデンテ（quo tai shi）は軽捷、軽快なる訓示、訓諭ありたり。而して本会議の長期に亘りたるはユーゴー代表が或る意見を固持したる為である。（リブナリ・ポプラル紙所報）
一、本平和会議に於て決定、採択せる新憲法を泰西、キリスト教国は遵奉すべきことを各代表は（quo tai shi）に誓約した。而して右憲法実施は十一月三日前後なり（ガゼ紙新報）